うつ病などの精神疾患には適切な治療が何より大事

レディ

うつ病の経過

相談

発症してから治るまで

うつ病を発症してから治療を行い、治っていくまでにはいくつかのステージを経過していきます。また、それぞれの時期には特徴があります。うつ病の治療を進めていくうえで、それぞれの時期の特徴を理解しておいて、「今自分はこの時期にあってこの状態は普通の状態なんだな」と理解しておくことが大切です。

発症から重症になるまで

気分が落ち込む抑うつ状態が長く続くとうつ病を発症します。うつ病を発症すると徐々に気分の浮き沈みが激しくなり、気分の落ち込みが強くなっていきます。この時期がうつ病における急進期にあたります。しばらくは急進期が進み、段々と症状が重症化していきます。これを重症期といいますが、この時期に入ると気分が上がるようなことがほとんどなくなり、ずっと落ちんでいるような状態になります。うつ病治療においてこの時期が一番つらい時期といえるでしょう。

徐々に回復期へ

辛い重症期を抜けると再び急進期のような状態になっていきます。ただこの期間はうつ病が進行し始める急進期とは違い、回復に向けて徐々に症状が改善し始める回復期になります。回復期になると重症期のときにはほとんど見られなかったような気分が上がる感覚が戻ってきます。ただ相変わらず気分の落ち込みもあり、上がったり下がったりが頻繁に繰り返されます。この回復期を抜けるといよいよ完治が近づいてきます。この完治が近づいてきた時期を寛解期と呼び、この時期になると気分が落ち込んでもその状態が長く続くことがなくなってきます。

具体的な症状

ではそれぞれの時期でどういった症状がでるのか見ていきましょう。うつ病を発症した直後はすぐにイライラしてしまったり、色々なことで不安になったりすることが多くなります。ただ、こういった症状は普段生活していくうえでもよくあることなので、その状態が病気だと感じるような人はほとんどいません。この発症間もない期間を経て急進期へと進んでいきます。急進期では、気分の落ち込みが続く、趣味や好きなことへの興味が失われる、欲求が弱くなる、日常的な行動でさえも億劫になってくるなどの症状が出始めます。こうなるとちょっとおかしいなという自覚が出始めるのですが、外に出たり、病院に行くこと自体をめんどくさいと感じたりする人も多いようで、この時期になっても診察を受けない人が結構な割合でいるといいます。この状態でも治療を始めず放置していると重症期に入ります。重症期では睡眠障害や不眠症になったり、常に倦怠感を感じたりするようになります。また自分の存在意義を感じなくなり、死にたいと思うようになります。

回復傾向に

重症期を過ぎるとだんだんと症状が回復していきます。重症期はほとんど気分が落ち込んでいる状態が続いているのですが、徐々に気分の落ち込みが和らぎ、落ち込まないような日も出てきます。物事に対する興味や欲求が再度出始めるのもこの時期です。そんなうつ病ですが、症状が回復するまでの期間は人それぞれで3ヶ月ほどで回復した人もいれば4年以上かかる人もいます。専門機関で治療を受けることでより適切な治療を行うことができ治りも早くなると言われているので、できるだけ早めに病院で治療を受けるようにしましょう。